なんでもブログ
 
似顔絵
色について語ってみよう

  今回は「色」について語ってみようと思います!

普段当たり前のように見ている色ですが、色って何?と言われると皆さん答えられるでしょうか?

結論から言ってしまいます。それは「人の主観による」ものです…。
えっ?ずるくないか?と思う方が大半でしょう。
少し説明させてください!

まずは、色を認識する仕組みからご説明しましょう。

色とは光が物体に当たった際、吸収されず反射された部分が目に入り脳で処理され色として認識します。
 


ここでポイントになるのは最終的には脳で処理されて認識する事です。

以前に投稿した「虹について語ってみよう」でも話した通り、目がよく見えると同じように、 色の見え方にも身体的な個人差があります。

もう一つ、大きな要因が「心理的状況」です。
そこにある「色」は物に依存する物理的で普遍的な物ですが、「目」と「脳」がそれを認識する時の動きや、「りんごは赤い」といったような記憶による補正は肉体内部で起こる現象です。
 


こんな人がいたとしたらどうでしょう?

学生時代からいつか行きたいと思っていたボリビアの「ウユニ塩湖」、就職し10年以上コツコツ貯金をした。長期休暇を申請したが「ふざけるな」と返されてしまった。
 


今の会社にはなぜか馴染めず、何かを変えたいと奮起し辞表を出し旅行に出た。
道のりは長かったが、なんとかたどり着けた。
そこで見た「青」い空は、気づけば涙が流れるほど美しかった。
ふと横を見ると現地に住むガイドが、不思議そうにこちらを見ていた。
 


この時、この涙を流したAさんと現地ガイドのBさんが見ていた景色は同じものです。
しかし、二人が見た「青い空」は同じ「青」だったのでしょうか?

想像するに、Aさんが見た青はこれまで見たどんな「青」よりも綺麗で心打つものだったのではないでしょうか?

このように、同じものを見ても身体的な差、状況や感情で違ってくる「主観的」なものが「色」なんです。

十人十色とは良く言ったもので、人それぞれの感覚を形にするのが印刷です。

探求すればキリがない。そんな世界なんだと改めて印刷の奥深さを感じさせられますね。

色についての豆知識はまだまだ記事にしていこうと思っています!

今後もお楽しみに!