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似顔絵
オリジナルカレンダー加工紹介~11・12月編~

こんにちは!
今年の1月から「本」をテーマにご紹介してきた精英堂カレンダーも今回でいよいよラストとなります。

最後を飾る物語は皆さんご存知、「鶴の恩返し」です。



鶴を助けたことで鶴が人の姿になり恩返しにやってくるという、誰もが一度は読んだことのあるこのお話ですが、当社がある山形県米沢市のお隣、南陽市は実は鶴の恩返し伝説ゆかりの地なんです!

この地域に残されている日本でもっとも古い記述として、江戸時代の伝説が書き記されており、鶴の羽で織った織物を寺の宝物としたと伝えられる「鶴布山珍蔵寺(かくふざんちんぞうじ)」というお寺や、現在でも羽付、織機(おりはた)川など伝説にちなんだ地名も残っているんですよ♪

今回はそんな地元ゆかりの物語から、鶴が機を織る印象的な姿を美しいシルエットで表現しました。



まるで障子に影が映っているように見える絵柄は、光沢のある原紙に印刷した上から和紙の風合いのあるラミネートを貼り合わせることによって再現したものです。
紙の光沢感で明かりが灯っているかのように光って見えるのがポイントです。




またラミネートと聞くと透明で光沢のある質感を思い浮かべる方も多いと思いますが、こうした和紙テイストのものや、光沢がないマットな質感のものもあるんです!

更にラミネートの上から格子柄の印刷を重ねることで障子の手前と奥を描き、奥行きを表しています。

精英堂カレンダーではこのような実験的な加工や、新しい印刷技法、環境に配慮した技法が様々に盛り込まれています。

来年もカレンダーを通じて新しい取り組みを紹介していきたいと思いますので、ぜひご覧ください!