こんにちは！

だんだんと暖かくなり春が近づいているのを感じますね。

今回は精英堂オリジナルカレンダーから、今の季節にピッタリなウグイスにちなんだお話をご紹介します。

3・4月のカレンダーテーマは日本の民話『見るなの座敷』です。

 

山奥で迷った男が綺麗な女と出会い一晩泊めてもらう。女は「決して13番目の座敷には入ってはいけませんよ」と言ったが、その言いつけを破り覗いたところ、そこではウグイスが鳴いていたがどこかに飛び去ってしまい、あとには屋敷もなく何もない森の中で立ち尽くすだけだった。 というお話です。

このお話は日本各地で様々な類型の民話が残っているのですが、13番目の座敷に行くまでに通る他の座敷では季節ごとの美しい風景が描写されていることが多く、今回のカレンダーでもそんなひと時の夢のような風景をデザインに落とし込みました。


原紙には精英堂オリジナルの赤色に偏光するパール紙を使用し、暖かみのある風合いに仕上げました。

 

ウグイスの部分は透明なニスで女の姿を描く事で、まるで幻のように光の角度によって姿が現れる仕掛けになっています！繊細な着物の模様もニスで描いていますよ♪

 

そして梅の部分には花の香りがする香料インキを使用しているので、見た目だけでなく香りも楽しむ事が出来る月になっています。

 

カレンダーをお手元にお持ちの方は是非、梅の部分をこすって香りを感じてみてください！

次回は世界的に有名な、誰もが知る女の子のおつかいのお話です。ヒントはそのお話のタイトルの中に、とある「色」が入ります…ここまでで分かった方も多いのではないでしょうか？
次回もお楽しみに！