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似顔絵
オリジナルカレンダー加工紹介~1・2月編~

明けましておめでとうございます。

今回は新年最初のカレンダー紹介!ということで、「本」がテーマのカレンダーから寅年にちなんだデザインを紹介したいと思います!

テーマとなった作品は高校現代文の教科書でも扱われている名作、中島敦『山月記(さんげつき)』です。

この作品は『人虎伝』という中国のお話を元に書かれた短編小説で、役人から詩人を志した主人公の李徴(りちょう)が、最後には自身の姿を虎に変えてしまう物語です。

 
 
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作中では李徴が自意識に悩む姿が描かれているので、多感な高校時代に作品に触れ記憶に残っている方もいるのではないでしょうか。

私も授業で習った際に、李徴の気持ちに共感していたな〜と思い出しました!


情景描写が印象的な作品なので、今回のカレンダーでは作中の風景をシルバーの原紙で強調しています。


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山の表面には、ちぢみ加工を施してザラッとした質感に仕上げつつ、浮き出し加工で虎を盛り上げる事で風景に負けない存在感を出しています。


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今回のような凹凸のある加工は、パッケージの質感をガラッと変えたいときに役立ちます。手触りにこだわる事で高級感を出しているパッケージもあるので、ぜひ箱やラベルの質感に注目してみてください♪

次回は春先にピッタリな、うぐいすが登場するお話です。ヒントは、お座敷とうぐいすのお話…分かった方は物語マスターかも!ぜひ予想してみてください〜♪