レンチキュラー

レンチキュラー

レンチキュラー印刷とは、専用のレンズシート(図1)を使用し、二次元の動きや三次元の奥行きを表現できる印刷手法です。かまぼこ状になったシートの裏面に2枚以上の画像を印刷(図2)することで、図柄の変化や奥行き等の効果が得られます(図3)

 
レンチキュラー

2D効果
チェンジング

まったく異なる複数の絵柄を切り替える効果。目安として2〜3種類が効果的。
 

レンチキュラー

ズーム/アニメーション

動画的な連続した絵柄が、なめらかにつながったように見えるため、拡大縮小や物の動きのある効果が出せる。使用するシートや設備によって異なるが、目安は10枚程度。シンプルで特徴的な動きに強い。
 

レンチキュラー

3D効果
レイヤーデプス

絵柄を切り分けたり、重ねてデータを作成して奥行きを表現する効果。
 

レンチキュラー

3Dデプス

対象物を滑らかに立体的に見せる効果。椅子と女の子が飛び出し、背景との距離感を出し、花が手元があるような仕上がり。シンプルで特徴的な動きに強い。
 

レンチキュラー

 レンチキュラーには水なし印刷を推奨します。

 
水なし印刷は有害物質を一切使用しない環境に優しい印刷です。有害な廃液が一切でないので、現像処理後の排水は下水に流すことができます。また、有害物質を含む湿し水も一切使用しないため環境に対してクリーンで、かつにじみを抑えて精細な印刷になります。水なし印刷はレンズへ印刷する際に見当が合いやすく、不良率を下げながら鮮明に仕上がります。

・データ入稿、制作期間、費用等は弊社担当営業、もしくはお問い合わせにてご相談ください。
・使用をご検討している既存画像は2D、3D化は可能なものと制約されるものがありますので、予めご了承ください。
・デザイン制作からご依頼される場合、弊社営業担当者と綿密な打ち合わせをしていただく必要がございます。簡単なラフか、元になる画像(写真・イラスト等)があれば、ご希望に近いものを制作いたします。
・ご紹介したレンチキュラー効果を組み合わせて制作することも可能ですので、お気軽にご相談ください。    例:チェンジング+レイヤーデプス 等